『思考は現実になる』という有名な言葉があります。
私は幼少のころに、それを証明するような出来事を体験しています。
まだ小学生だったころのことです。
私は未開封の牛乳パックを開けることが大好きでした。
新しい牛乳パックの開け口を爪でひっかけて
それから指でつまんでひっぱると
ぱかっと音が聞こえるように
軽快に開くその感触が大好きだったんです。
開けるたびに心の中で楽しいなと思っていました。
私にとっては牛乳パックを開けるのは
気持ちのいい楽しいことでした。
ところがある日、同じように新しい牛乳パックを開ける父を見ました。
その時に父が私に言った言葉に耳を疑いました。
父:「これ開けるとき、きれいに開かないからイライラする」
あんなに楽しい牛乳パックを開けなのに
父にとってはイライラすることなのだとびっくりしました。
確かにその時の父はイライラしていました。
爪で開け口をめくろうとしても上手くできずにぽろぽろ破けている。
私のときのようにパカっと気持ちよく開かないんです。
あらら、、、下手だな~
確かにあんなにうまくできなかったら
イライラするよねと可笑しくなりました。
それから数日後。
また私が牛乳パックを開けるときがきました。
その瞬間私の頭にはイライラした父の姿が浮かびました。
そんな父の姿を思い出しながら牛乳パックを開けようとすると
え??なんで??
なんと私まで牛乳パックが開けられなくなってしまったのです!
父と同じように紙がうまく剝がれずにぼろぼろして、
しっかりと父と同じようにイライラしました。
こんなこと初めてでした。
その日から私は牛乳パックをうまく開けることができなくなり
父と同じようにイライラするようになりました。
またうまくできないかもしれない…そう不安な思いや、
イライラする父の姿が心にありありと浮かびが、
それがしっかり現実として現れたのです。
子供だった私にはこの牛乳パック事件が
とても不思議な出来事として強く印象に残っていました。
大人になり初めて『思考が現実になる』という言葉を聞いたとき
あの時の牛乳パックのことをすぐに思い出しました。
だから私は確信しています。
頭で考えていることは現実になります。
さらにその想像に感情を乗せると強化されます!
幼少期の牛乳パックの出来事こそ
思考が現実になることの証明だと思っています。